夏、クラスが下がった
この夏、息子のクラスが下がった。
通常授業のクラスダウン。あのときのショックは、今でもよく覚えている。先生の言葉が温かかったことに救われたけれど、親としては、やっぱり落ち込んだ。
そして私はずっと、「元のクラスに戻るには、今のクラスで1位を取らないといけない」と思い込んでいた。
ところが最近、息子が先生から聞いてきた話によると、実はそうではないらしい。浜学園にはクラスごとの基準があって、その基準に到達すれば、何人でも上のクラスに上がれるのだそうだ。
……母、ずっと勘違いしていた。
最後のクラス替えで、元のクラスへ
9月28日、クラス編成の発表があった。
結果は——元のクラスに戻れた。
息子の学年は5クラスあって、上から順に、VSS・VSH・SHS・SHH・H。息子が戻ったのは、上から3つ目のSHSクラスだ。
夏に一度下がったクラスから、自分の力で這い上がってきた。8月の成績では、クラス内の総合成績で1位も取っていた。基準をクリアして、ちゃんと元の場所に戻ってきたのだ。
でも、VSクラスには届かなかった
うれしい。本当にうれしい。
でも、正直に書くと、残念な気持ちもある。
今回が、最後のクラス替えだった。そして、VSクラスには届かなかった。
西大和学園に合格した先輩ママから、「VSクラスに上がらないと、西大和は難しい」と聞いていた。第1志望は西大和。VSクラスに上がれていれば、西大和に光が見えたかもしれない。でも、今の息子には、そこまではまだ遠い。
戻れたうれしさと、届かなかった悔しさ。その両方が、同時にある。
母は、ハイタッチでイェーイ
それでも、私は息子を褒めた。
「やったね!」とハイタッチして、イェーイ。
VSかどうかは、いったん横に置いておきたかった。一度落ちても、あきらめずに戻ってきた。その頑張りだけは、まっすぐ認めてあげたかった。
息子も、うれしそうだった。
父は、「見た。」の一言
「パパにも自分で報告しなさい」
そう言ったけれど、息子はなかなか言いたがらなかった。「パパはもう見てるから」と。
ようやく報告しに行ったと思ったら、返ってきたのは——
「見た。」
の一言だった。
夫は、冷静に現実を見ていた。VSクラスではなかったことに、がっかりしていたのだと思う。学校選びを担う夫の立場からすれば、それもわかる。
でも、息子は本当は、パパにもっと褒めてほしかったんだと思う。言いたがらなかったのも、どこかで「どうせ褒めてもらえない」とわかっていたのかもしれない。
だからこそ、私のハイタッチがあってよかった、と思った。現実を見る人がいて、頑張りを認める人がいる。わが家は、それでバランスが取れているのかもしれない。
一歩引いて、関われるようになった
最近、私は「ルール守ってね」と言うようにしている。子どもとの関わり方のセミナーで学んだ方法だ。
怒らなくなった、と言えるほどではない。今でも怒ることはあるし、まだまだ「あかんところ」ばかりが目につく。
でも、一歩引いて言えるようになった。カッとなる前に、一瞬止まれるようになった。それは、私にとって小さな成長だと思う。
今回、息子を素直に褒められたのも、そのおかげかもしれない。以前の私なら、「でもVSじゃないんでしょ」と、つい口にしていたかもしれないから。
ここから、また
西大和への道は、まだ険しい。国語の課題も、残ったままだ。
それでも、息子は一度落ちたところから、自分の力で戻ってきた。落ちても這い上がれる。それは、この先の入試でも、きっと支えになる力だと思う。
最後のクラス替えは終わった。あとは、本番に向けて進むだけだ。
戻れたことを、まずは喜ぼう。そしてまた、明日から。

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